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October 20, 2006

自分たちの理念をおいかけてのSNSという手段。

今晩は、いきべんに参加していただいた方が講師をするというので行って来ました。

あのZ会がSNSをしてもうすでに1万人を集めているのだという。

「そろそろ、ユーザを囲い込むにはSNSだよ」
というありがちな入れ知恵でやったのではないらしい。


ボクもそうだが、二次会では、
さんざんZ会で落ちこぼれの想いをしたヒトがたくさんいた。

それだけ、「難問を学生にやらせる」というブランドができあがっているだけに、資料請求した学生や親たちに、もっと親和的に思っていただこう、とか、出題問題を作っている社員にありのままの学生をみてもらおうとか、現場から遠ざかった管理職の社員に学生とからんでもらおうとか、親たちが自分のコたちがどういうことを考えているのかしってもらおうとか、いろいろな想いで実施にいたったらしい。

銭湯とか町内会だとか、そんな場を補完しているのかもしれない。コミュニティは本式的には寺子屋だった。

このSNS、あくまでも学びの場ということを貫いている。
じゃあボランティアなのか。
そうじゃない、いずれまわりまわってZ会にも恩恵がかえってくるだろう。それよりもなによりも、社員がいまの学生と直にふれあい、学生同士も通信教育という中での孤独感をやわらげ、共通目的を共感しあう。マーケティングだけでなく、教育的な目的もある。

それだけに、このSNSはガチンコにとりくんでいて、
全コメントは社員の監視を通り、マナーを守らない学生には教育的指導が入る。

制限も多い。ユーザ間メッセージや、コミュニティ作成、画像アップなどはできない。でもユーザはそれでいい。なぜなら学ぶのが目的だから。Z会もそういう場所を提供して自分たちのサービスをアップさせるのが目的だから。

はじめてといっていいほど、ユーザ視点の気がくばられているネットコミュニティをみた。

「販促だからだろ」というかもしれない。

でも、ショービジネスだって同じだ。

ビートルズの連中は、
「おれたちはアナーキストをうむような歌を作ったか?
愛をうたってるだけだろ」というように、

やはり共感をうむぶれない何かを持っているから
ユーザはついてくると思う、そんなことを考えさせられた。

本質的なネットサービスというものは、
本業があり、その目的をネットを手段として考える企業が、
スタンダードを作っていく。

ビジネスモデルから入り、金が金をうむようなことばかりを考えているネットベンチャーも厳しくなってくるだろう。

テレビ局がワンセグを日々運用するなかでモバイルサービスを追及しているのもこの1年。いかにくだらないことを視聴者に楽しんでもらうのかというテレビ文化をこの短期間でモバイルに加工した。

Z会もこの1年で、同様に自分の理念をつらぬいたサービスをネットデバイス用に作り上げた。

ベンチャーがたけのこの用にビジネスをまわしたごとく、
オールドエコノミー企業がたくみにネット・モバイルを使いこなすのも時間の問題だ

サービスの本質、目的を真剣に考えられるかが、
すべての企業における生命線だ。


ofragrance at 19:35 │Comments(0)TrackBack(0)Marketing 


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