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2006年08月25日

メディアフロー(MediaFlo)ってなんだ。〜アメリカでのケータイ放送の場合

デジタルラジオ(3セグ)はイギリスのマルチプレックスの成功事例をもとにすすめられている。

ここにアメリカの成功事例をもって来る奴がやってきた。

メディアフロー。

こないだのワイヤレスジャパンのレポでも言及しましたが、
京セラのブースでもクアルコムのブースでもこのメディアフローのデモ機は見ました

そう。メディアフロージャパンは、
クアルコムとKDDIの合弁会社。

でもソフトバンクとクアルコムもこのスキームの商売を考えてるそうです。

さて。米国では何をやっているかというと。

ある米国キャリア(名前忘れました)でケータイ放送をやってます。


サービスイメージとしては、
ワンセグのような無料のTV番組と、
それに付随する課金型のクリップ動画配信。

このドラマの前の回みたいでしょ。
じゃあお金払ってみてみてよ。

とか

この試合の詳細を知りたいんだったら
お金払えばモア見れるぜ。

とか。


全米で300ぐらいの電波塔をたてて、
全地域の放送ネットワークをカバー。

ケータイ通信・通話の電波等に比べれば、
ケタが2つ少ない数で網羅できるのはやはり放送というところならでは。

でも。クアルコムのすごいところは、
今まで半導体チップを売っていただけに過ぎないのですが、
電波塔と電話機の間の部分のインフラも整備したところ。

彼らの技術は、

1.周波数が固定でなくてもフレキシブルに対応。
あいている周波数のところを利用できる。
しかも地域レベルで。

2.ストリーミング伝送(垂れ流し)とクリップキャスティング(蓄積型)の振り分けがフレキシブルにできること。

ある番組のある瞬間だけトラフィックが高い場合(例えばアクティブに動く動画)、他の番組用のトラフィックを利用するみたいなことができるわけです。

てなことで、
例えば6Mbpsでできることは、
ストリーミングTV放送20チャンネル
ストリーミング音楽放送10チャンネル
プラス蓄積型クリップキャスト
あと、ターゲティング動画広告
みたいななにしろコンテンツ数を最大限パフォーマンスできることがすごい。

3.移動しているときの基地局変換がスムーズ
ケータイで実現しているIPリレーみたいのが、
そのまま放送でも実現するわけですね。

4.半導体チップ1チップで、
既存チップ機能プラス放送機能ができるというところ。

端末メーカーのハードルは小さいですね。

そんな感じで、
米国では、
CPとキャリアの間にメディアフロー社が入り、
コンテンツアグリゲーションをしているようです。

アップルのアイチューンストアみたいな
「コンテンツそろえればハードが売れる」という発想ですね。

日本だとその立場がキャリアなので、
ビジネスモデルとしてそれが赦されるのかがまずのハードル。

でクアルコムはメディアフローという子会社にシステムを卸し
メーカーにはFLOチップを販売するというわけ。

これがクアルコムの世界戦略です。

ともあれ。

日本ではメディアフロージャパンに、
周波数の利用許可を与えていないわけで。

クアルコム陣営としてみても、
空きの周波数があるなら使わせてよ。
それが国の繁栄でしょという大義名分もあるわけで。

今のところ何にも確実性がないわけです。
確かに技術面では実証済みなのですが。
技術という宝の持ち腐れもおおいに問題です。

自由な発想でビジネス展開ができる3セグ。

3セグの許可を得ていないメディアフロー。

両者が一緒になればコンテンツプロバイダーにとってはすごいわかりやすいのですが

このあたりのプレイヤーは、

キャリア(ドコモ・Au・ソフトバンク・イーアクセス等)
マルチプレックス(TFM・ソニー・伊藤忠等)
DNRフォーラム(80社の事業者候補)
そして、メディアフロー。

というわけで混沌としているのも現状況ではあります。

他者を認めて国益をとる。

という感じに落ち着いて欲しいんですけどね。

まだまだビジビリティが少ない領域です。

それだけ期待できる領域です。




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