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2006年08月27日

ケータイの検索はケータイをどう変えるのか?

インターネット人口は7400万人。
そのうちの900万人はケータイのみユーザで、
わりとケータイメインな方は1500万人。
つまり約3分の1のネットユーザがケータイなんです。
まあ半分以上いっちゃうでしょ。
なぜならいつでもどこでも使えるから。

でパケット定額ユーザとPCユーザは、
一日30分以上利用しているのが同じく60%。
2007年には定額ユーザは2600万人になります。

で。ケータイ市場7500億円のうち、
288億がモバイル広告で、
この数値は1999年のネット広告の市場規模に匹敵。
そして、25%の76億が検索連動(リスティング)広告。
ネット全般でもリスティングが30%が検索連動で、
環境的にはケータイがPC化してます。

でも根本的に違うのは、
・PCから見られないサイトが多いので、ロボットクロールができない
・表示画面が小さいので検索結果数が多いのがいいわけじゃない
・モバイルサイトはリンクを張り合わない
(グーグルはそれをトリガーにしてランクつけてますね)
・条件反射的な使い方をする
(ユーザは何も考えなくてもサクサクいけるサジェスチョンが必要)
・でも、1ワード目のキーワード入力にはハードルがない
(カテゴリーのリンクたどりは5パーセントほど)


なんてことで、
PCの使い方とモバイルの使い方は違うわけです。
そこにグーグルの落とし穴があって、
モバイルしか利用していないヒトにとっては、
グーグルは退屈なものでしかありません。

それが証拠にモバイルでよく使うキーワードは違っていて、
短時間でできるエンタテイメント性が期待されます。
(グーグルはPCの使い方。どこかの会社のホームページを見て地図を出すみたいなところはすぐれてるわけですが。。)

モバイルの検索エンジンを一度でも使ったことある方は80パーセント。これは2003年から公式サイトよりも一般サイトのページビューが多くなり、いまや70パーセントをしめるわけですから、検索エンジンの必要性はどんどん増してくるわけです。

こんななかでケータイ検索に求められる機能性は、

・人力検索ではキーワードをカバーできないから、
クラスタリング(あるキーワードから類推した分類わけ)や連想キーワードなんかの概念
・時間の概念(昼と夜で検索結果が違う)とか最大瞬間風速での検索結果(甲子園とか選挙とかスキャンダルとか)
・安全じゃないサイトをはじく
・絵文字のカバー
・ユーザのキーワードログをためたカスタマイズページ

なんかが求められそうです。

さて今回のパネラーの方のサービスをみてみます。
(ドコモの10サーチの3サーチですよ。)

1。ビットレイティングス佐藤さん
「FRoute」は検索のテクノロジーの追及ではなく、
どう「編集するのか」というところに主軸をおいてます。
なのでクラスタリング機能は外部の有名なエンジンを用いたりしてテクノロジーは協業路線。
「利用者とコンテンツ制作者の出会いに貢献」というポリシーがあり、月間ユニーク110万人の利用者。サイトオーナーをも呼び込んだランキングサイトの概念があります。
こういう考え方もあり、ライバルはR25モバイル。
編集力がコンテンツ力だという考え方はユーザとして共感できます。

2.CAモバイルの小野さん
「Seafty」は3000サイト(アマチュアを含む)への検索エンジンのOEM供給を行い、同時にグーグルアドセンスのような「モバイルプレミアムサーチ」という広告アフリエイトエンジンも提供してます。もともとメディアレップや広告販売をやっている企業ならではのノウハウを生かし、集客力のあるいいサイトを検索上位にもってきて、売り上げをサイトオーナーに分配するというモデルを描いています。「はてな」や「kizashi」とも連携する卒の無さ。

3.ウェブドゥジャパンの古瀬さん
「Crooz」は、OEM提供の法人提携サイト200の、何しろ入り口を大きく確保し、エンジニア50名の、とにかくモバイルサイトを出来るだけ多くクロールさせるという物量確保が特徴。「今のモバイルユーザは各検索エンジンの差がわかるまで育っていないからこそ、量の確保が何よりものユーザ還元」という考え方。たしかに営業力と技術力というリソースフル稼働という動きはこの業界には珍しくとても男らしいです。
とはいえ、Frouteのような編集やらクラスタリングみたいな考え方も模索しているところもあります。


という感じで、それぞれの検索サービスのポリシーが伝わってきます。それをユーザが使い分けできるようになると、淘汰が起こってくるのでしょうが、ともかく一般サイトが増えるなか、今は競合とか考えずにみんなでニーズを拾い上げ、時代にキャッチアップしていきましょうという匂いを感じました。

時期なのかそもそもの特性なのかジャッジはできませんが、
PCのサーチだと、目的を持ったサーチだけど、
モバイルはそうじゃないという証拠に、
商品検索で使うユーザはなく、
「気づかせて売る」という形でモバイルコマースは成り立っているそうです。

また、EZではグーグル検索窓が一番おいしいところに設置されてもオフィシャルメニュー経由のアクセスは決して落ちていないことも注目点です。


カテゴリは公式、それ以外は検索という役割分担もできているでしょうし、何しろ、ケータイインターネットが便利になった分、利用価値が高まるので、だからこそキャリアも自ら集めたユーザをインターネット世界に対しての出口を設けたのでしょう。

また、検索サイトのカテゴリ検索リンクも実際利用率は5%にすぎず、要は1語目のサーチに関しては抵抗なくキーワードを打ち込むという事実もあります。これはメール文化も起因していると思います。


そんなことを考えるとモバイルサーチは奥が深いです。
というよりもPCのテクノロジーをそのままもってくればいいんだろという考えはバチがあたります。

というようなことを考えたエマージェンス勉強会でした。

あ。まちがえた。
エマージングでした。↓

http://labs.gree.jp/Top/Study/20060823.html




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