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2006年04月22日

でも幸せなんて何を 持っているかじゃない 何を欲しがるかだぜ♪

採用募集をしている人事の方は、
人材紹介業の人をつかまえてこういいます。

「ところで、ふじふじのところには、
○○ができる人は何人ぐらい紹介できそうなの?」

ぼくはこう答えます。
「正直、わかりません。」

本当の数を答えれば、その人を面接したいというに決まっているからです。

候補者は現状のHAVEよりもWILLにかけているから僕も慎重です。

冒頭のような企業はたいてい、
求めるスペックのみを理想高く言って、
会社のビジョンや、就職者にどういうキャリアステップを歩んでもらいたいかという提案がないものです。

こういうときが、ミスマッチがおこる瞬間です。

人事担当も「いい人をコンスタントに入れなきゃならない」というミッションを持った営業マンですからね。
提案力のない営業マンなんてやばいです。
いつもいい人を入れてるなという会社の人事担当の人は、
60社ぐらいの人材紹介会社と絶えずきめ細かい連絡をとっているそうです。

やっぱり彼も「これは営業だよ。少しでも多くの紹介業者の人にいい人材を紹介してもらうために頑張らなきゃね。」と言ってました。

さて、WEB2.0の考え方でいうと、
候補者は有限、企業は不特定無限大です。

特にIT業界の場合、紹介業者は、いい人材を紹介するときは、
どんな企業にでもアクセスできます。
ところが、自分が担当する候補者は有限です。

圧倒的に候補者が大切です。
だから変な企業は紹介できません。
不特定無限大の企業の中からいい企業を紹介するために、
グーグルのような的確な検索力と知識データベースが必要なんです。


旧来のWEB1.0的な発想だと、
単に世の中に出回っている求人票をかき集めて
機械的な「HAVE」だけのマッチングすればいいのでしょうが、
それは恐竜の首です。
エイブリックやインエリジェンスならともかく、
我々がやることじゃありません。

でも不特定無限大な企業が、
虎視眈々と新規ビジネスを立ち上げようとしているので、
実は求人票にでない、人材ニーズがアチコチに潜んでいます。

だから、候補者のキャリアパスを見極めて、
企業を逆指名するのが、
ロングテールのところで仕事をしている我々の役目になります。

不動産の物件探しに例えてみましょう。
人は住むところを必ず見つけますし、
同じように働くところも必ずみつけます。
それが妥協なのか、物件に瑕疵があるのか、
仲介業者に騙されるのか、ほんとに満足なのか、
にわかれます。

まず地域選びが業種です。
そして建物が企業。
ひとつひとつの物件が職種です。

だから、冒頭にあるような質問があきらかに愚問だとわかります。

「白金の腹黒マンションの308号室に入居する人の候補は何人いそうなの?」

ってことなのです。
特定の物件をエコひいきに勧める不動産仲介業者はいないですよね。

今回のおかしな状況は、
人材業の場合、
家主がお金をはらうから、
「金を払っている方が偉そうになれる」という
錯覚に陥るわけです。

でも人材自体が法定果実だってことも忘れちゃってるんですよね。
清原で観客動員数が増えるからオリックスは雇っているみたいな発想がなく、ただ金を払う立場だから偉くなっちゃう。
でも、人材紹介業は成果報酬なのにね。
紹介するまではタダ。決まってナンボなんです。。

ところで、
お金の流れからいうと、
物件は候補者、入居者が企業だといえます。

不動産の場合、建設省のシステムにあき物件を登録することが義務付けられて、基本的に全国の仲介業はアクセスできます。

でも人材の場合、そんなアホなことはありませんよね。
だから、人材というあき物件は有限で、掘り出しものなんです。

掘り出しものを当たり前のように、
見せろというのは暴挙です。

だから、
「貴社に紹介できる人材がいるかわかりません」
となるのです。

僕は純粋に、転職希望者がホントに納得するまで、
ジョインしていいなと思う企業に入ってもらうのを
サポートしたいと思ってやっているので、

よく不動産仲介業が言うような
「あんた理想ばっかり言って、そんないい物件はないよ」
なんていって、企業側におべっか使うようなことはしたくないのです。

不特定無限大の有象無象の企業よりも、
僕と縁あって頼ってくれている有限の候補者を大切にするのが
筋というものでしょう。

さて、まとめます。

企業が求める人材:候補者のHAVE
候補者が求める企業:その企業のWILL

だからミスマッチがおこるのです。

企業が提案:候補者のWILLが実現できる環境
候補者が求める企業:その企業のWILL

じゃないと、
その出会いは時間の無駄です。


ちなみにこの日記のタイトル。
70年代ロックの伝説バンドである
『はっぴぃえんど』というグループが
通称ゆでめんと親しまれているデビュー作である
『はっぴぃえんど』というアルバムの
『はっぴぃえんど』という曲の歌詞です。

HAVEで決めない。WILLで決めないとね。


ofragrance at 19:16 │Comments(0)TrackBack(0)人材ビジネス 


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