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2006年04月22日

人材ビジネスにおけるWEB退化論。

転職というと、エンジャパンかリクナビって感じっすかね。
ま。それだけ広告の露出が多いわけで。
こんな恐竜サイトがあるから、
新しくこんなサイトを作ろうとすれば
上場でもして資金をあつめなきゃ勝てないわけっす。
ある中堅の人材サイトを運営している友人がいうには、
「金次第のビジネス」なんだと。

さて、この弊害はこういうところに出てきます。
広告を出して転職希望者を募っているわけですから、
もうすでに転職希望が顕在なわけで、
そこに人材紹介業者がむらがります。

転職希望者は、どこの人材紹介会社にも、
同じ企業を紹介されます。
まるでどこも同じ物件を紹介するような不動産仲介業者みたいな現象がおきます。

転職するぞと思っているのですから、
時間がありません。
つまり人生のたな卸しもままならず、
キャリアパスを描かないまま転職しちゃいます。
まるで、一週間後に転勤がきまって賃貸物件を適当に決めるのと同じ現象です。

一方、
雇用主は求人広告を出すときは切羽詰まっているわけで、
贅沢は言っていられないので、
多少は我慢して雇ってしまいます。


ここで何がおこるか。
ミスマッチングというやつです。
近いうちにお互いが
「こんなはずじゃなかった」と言い、
いがみ合い、週末をむかえます。
こんなくりかえし。

WEB2.0の概念でいえば、
このお互いが切羽つまった同士のマッチングは、
もちろん広告がものをいい、
ビジネスとしては一番流通しちゃうので、
「恐竜の首」といえます。

じゃあ、ロングテールになる部分はというと。

求人票という人事マターになる以前に、
現場の事業ニーズのシグナルが感じられる企業と、
つね日ごろからキャリアパスを考えている人が今の会社をしかるべき形で卒業するだろうというシグナルが感じられる人材が、幸運な形で出会うようなところでしょう。


で、そのロングテールの担い手は、
業界の現場の人のネットワークからの
クチ伝えだったりします。
だから、縁故採用みたいな感じで、
人材紹介業者や転職サイトを経由しないで、
適正なマッチングが結構あったりします。


人はモノじゃないですからね。
右から左へのような機会的なマッチングは
それでうまくいかない上に、
就職紹介業者は業界のことがわからないし、
雇用主の人事は現場のことをしらないから、
事態は最悪です。

人材は消費財のように広告でなんかしてというのは、
根本的にあわないのかもしれません。

こういうことを踏まえると、
転職をちらっと考えた時点で、
いきたい業界の現場の人に相談した方がいいですね。
相談される方も「友人とためなら」
という意志も働きますし。

キャリアパスを組み立てていれば、
ビジョンのしっかりしてない会社にも行きませんしね。


とくにIT業界は、社歴も独自文化も経営も経験が浅いので、
日本の垣根を飛び越えて世界と戦うためにも、
ミスマッチが起きない環境の整えが急務です。
最近あんまよく見られないですが、
企業ビジョンの確立と浸透は当然のことながら。


幕末の藩士が大同団結したときのように、
みんなでグローするためにも。
ofragrance at 19:13 │Comments(0)TrackBack(0)人材ビジネス 


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