2006年05月

2006年05月14日

実はスイカはスイカップ級の存在なのかも。

飛行機はマイレージがあり、
バスは回数券があるのに、
なんで鉄道はないのか。

衣食住なんていって、
アパレルと飲食と不動産はなくならない安定ビジネスだと、
いうのなら、
「動」も絶対なくならない安定ビジネスだ。
しかも地域のオンリーワンサービスだしね。

だから、客に媚を売るサービスはいまだしてないのだろう。

モノポリーでも鉄道株はおいしい買い物だしね。

さてスイカ。

これを銀行預金カードに考えてみよう。
1000万人が一ヶ月に「1万円。入れてつかう」とする。

1000億円。ぜ〜んぜん悪くない。
営業職でスイカしている人以外にもどんどん預金してもらう
「何か」があれば、もっと増えるだろう。
1ヶ月3%くらいの金利を出しちゃってね。
だってバスは10%のディスカウントしちゃってんだよ。

友人とかと一緒にどこか行くとき、
いちいち切符買う奴いるべ?
あいつらがターゲットだ。
既存スイカ客と比べ使う回数が少ないのだから、
預金残高は当然高くなる。

じゃあ次はスイカをポイントカードとしてみてみる。

1ポイント1円だぜ。等価交換のパチンコ屋もまっさおだ。
ってかプリペイドカードなんだから当たり前。
払い戻しのとき(現金化)のときだけ手数料をとる。
このポイントをうまくつかおうとユーザは考えるから、
スイカインフラを採用した外部の業者も増えるだろう。

もう他のポイントカードはバカらしくなっちゃう。

最大のオチは、ほとんどを鉄道利用につかうんだから、
「定期券」と同じにみればいい。コストは同じで、
利用が増える。利用が増えれば広告収益とか店のショバ代とかポータル力アップ分の経済効果が見込める。

「どうせだったらスイカ使ってJRに乗ろう」
なんてのが、ポイントカードの本質だしね。


てなことで、こんなサービスはどう?

1.ユーザが使うごとに、使用料金の5%分を入金する。
2.ユーザが使わなくても、月3%で元金に対して金利分を入金する。
3.デポジットで集まったお金はジョージソロスにまかせて運用する。

そしたら、
使うやつも使わないやつもどんどんスイカにとりあえず
デポジットして、どうせだったらってJRを使うようになるだろう。


てなわけで。今回の一番言いたいことは、
これだけスイカってのはすっご〜いポテンシャルを持っているんだから、

「スイカとパスネット(Tカード)と統合してくれ」

ってこと。

あれ、2枚持つのほんとにめんどくさいんだからよ。
一つは差込で一つはタッチでしょ。

なんなんだよ。利用客をなめんなよ。



ofragrance at 16:41|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)経済学 

IT/モバイルの勉強会をはじめるのだ!

毎週平日の夜の勉強会。
私の勤務先(六本木一丁目)の会議室に、
毎週、IT業界/モバイル業界の現場で働く人を、
講師に招き、勉強する会です。

参加費は無料。
だいたい8時ぐらいから1時間30分くらい。
その後、物足りない人は麻布十番で呑み会(これは割り勘です。)へ。
勤務後のプライスレスな時間を共有しましょう。


その道で心得のある方の生の声を聞いて、
業界知識を蓄えましょう。

業界経験者で経験がまだ浅く、もっと知識を深めたい方、
業界外の人で、いづれはこの業界に行ってみたい方は
ぜひご参加ください。

※この会は、社会人であるがために時間制約のある方同士が、業界知識の共有によってお互いグローしようという趣旨のものですので、その趣旨に会わない方、学生の方は参加をお断りいただくことがございます。あらかじめご了承ください。

■IT/モバイルの仕事。平日夜の粋な勉強会。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=880962
http://gree.jp/?mode=community&act=view&community_id=37865


新卒就職活動は、実はナンパと同じかも!?

大学生のとき、生徒を彼女にしてしまうので有名な教授がいた。
なんかの用事があってその教授の研究室にいった。

すさまじい数の文学研究本。やっぱ教授は違うぜ!

なんて、感心していたら、

およよ!


ぽつんと一冊、
「女子大生の口説き方」
という本がまぎれていた。

あ。のっけから話がそれてしまった。

最近、友人から「読めよ」とすすめられた恋愛必勝本なるものを読んでみた。

話はぶっとび、この本の論法で、
就職活動の極意を書いてみる。

1.業界はしぼれ!
この本によると、いろいろなタイプのオンナノコを好きになってはいけないとある。それは「節操がない」と思われるからだ。攻略の仕方も散漫になるらしい。

2.クズ牌こそ何個も内定をとれ。
この本によると、高望みして全くオンナノコとじゃれていないよりも、
ブサイクでもいいからオンナノコが寄ってくるほうがモテオーラが出てるらしい。
そうすると、自信もつき、モテオーラのインフレスパイラルがおこる。

3.まっ正面になるな。ちょっと話しの向きを変えろ。
この本によると、真正面の顔は案外マヌケに見えるから、
席は隣同士か、斜めの方がいいらしい。
つまり、横顔ってやつがマーベラスなんだとさ。
これを面接で例えると、
「私は○○をやってきました。」とか正面きっていっても、
子供じみた自慢話を人事のオジサンも聞いてられないだろうから、
意外性のある話にもっていくといいのではないか。

例えば、
参考までに聞きたいのですが、なんて前置きしながら、
「どういう経歴を経てきたのか?」とか相手に振ってみると、
「え。俺?」みたいにドギマギするかも。
だって向こうもタダの会社員っすからね。



しょせん、恋愛必勝本。
されど、恋愛必勝本。

参考になるかはわかりませんが。
就職活動の皆さん、健闘を祈ります。



クリックトリップのコミュ立てました!

実移動距離がサイコロになるケータイ旅ゲームが
あるの知っとりました?

おいらの最初のゲームクリエーターとしての仕事。
ってか。ゲームクリエーターじゃないんですけどね。
これがキッカケで、ケータイ機のバンドルゲームとか、
ゲームサイトとかをたくさん作るハメになったなんたんですけどね。

で、最初のモバイル業界での仕事。

「ケータイの中に同寸大の日本があったらおもれえなあ」
ってな感じでこの企画がうまれました。

「クリックトリップ」ってググってみてください。
マニアックな専門サイトがたくさんでてきます。
うれしい限りです。おいらより詳しいんですもん。


当時はJフォンって勢いありましたよ。
いまでこそ、EZチャンネルだとか、
似たようなものもドコモに出てきましたけど。

Jスカイステーション(JSS)ってやつ。
位置情報を取り、その位置ごとに独自の情報を配信するというやつ。
参加CPはマスメディアとかそうそうたる企業ですよ。
立ち上げ当初はゲーム枠は二つ。
競合相手はドワンゴの「どこでもスパイ気分」。
プレスリリースのときは、びっくりしました。
あのドワンゴですもん。

このゲーム。
宿泊地につくと、
同じ宿泊地にいる他のユーザと友達になれるんです。
当時は「出会い系」なんてなかったから、ハシリだったのかも。
今はメール交換できるのかはわかりませんが。

このゲーム作ったおかげで、
おいらは日本に詳しくなりました。
方言とか、お国自慢とか。

なんかEZwebでもやっているみたいなので、
ドコモ以外の方は是非やってみてくださいな。


てなわけで、
もし読んだ方のなかで、
クリックトリップをやったことある方、
いまやっている方は、コミュに参加してくださいなまし。
いつかは、オフ会やってみたいなあ。

↓「クリックトリップ」コミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=863244


なんで「クリックトリップ」って名前なの?

略して「クリトリ」だから。

すんません。あいかわらず下品で。

ofragrance at 16:36|この記事のURLComments(0)TrackBack(0) 

まずは財布からむき出しにさせるのがエレガント?

こないだ行った温泉の話。
脱衣場のロッカーは100円を入れるタイプでした。

これで100円をとってしまう温泉は詐欺師です。
入浴料500円とかいって結局600円じゃ〜ん。
みたいにね。
「100円ケチって盗難されますか。」
みたいなAC広告戦法使うのはよくないっすな。
大江戸温泉も、ベビーカーファミリーはいっちゃだめっすよ。
えらい高いベビーカー用ロッカー代金とられますからね。

あ。話がそれた。
ここの温泉はちゃんと、100円返ってきます。

それでね。
そういう100円って財布に入れるのめんどいから、
順当な人はポケットに入れるでしょ。

でね。待合コーナーにいい感じに、
牛乳とかの自動販売機があるわけ。

もっちろんチャリ〜ンですよ。

これが、100円が財布の中にあったらメンドイでしょ。

ちょうど100円がポッケにあるから、
普通の導線が敷かれてるってわけ。

この流れって、いろいろ応用できそうだよ。

ビジネス特許でもとれるんじゃないの?

「予算外内部留保滞留資金活用法」みたいに、
ちょっと小難しそうな響きを持たせてね。

ほら、甘栗だって、
剥いてあるから、買いやすいでしょ。

男だって剥かれてないとめんどくさいでしょ。

あ。また話がそれた。

ほんと下品ですまん。

顕在化したあとじゃもう遅い!

変化ってやつは、テレビ番組のようにカラって変わるものじゃありません。
判断するゆるやかな時間あって、
決断する瞬間があるって感じで。
「風林火山」ってやつですね。
「山」のときに、今後のシナリオを考える。
「林」のように静かにね。
決断したら「風」のようにすばやく、
「火」のように情熱的に動くって感じ。

病気だって恋愛だって、顕在化する前に、
いくつもの兆しがあります。
ポールサイモンの詩(サウンドオブサイレンス)に、
「静けさは癌の進行のようなものだ。」
とあります。
その兆しを無視していると突然、
エマージェンシーコールが鳴り響きくはめになります。

では、キャリアで考えてみると。

転職サイトに登録する人は、
もう決断してしまっている人が多いです。
ほんとはもっと前から疼いていたはずなのに、
決断してからやってくる。

もちろん、多少の疼きで登録する人もいるけど、
そういう人には企業側(雇い主・紹介業)も
ビジネスにならないから、見込みからはずしてしまう。

一方、雇い主側。
これも人事フローにのっかるまで、
時間がたっています。
現場の求人ニーズがそれなりに大義名分化されないと、
人事だって動けない。

するとどういうことが起きるか?

不動産でたとえると、
貸主側の物件があいてしまった瞬間と、
借り主側が引越しを決めてしまった瞬間です。

つまり、どっちも急いでいる。
そこに不動産あっせん業者が、
たたみこむ。

「ほかの物件も同じですよ。理想をいったらきりないですよ。」

なんてお決まりの言葉。

だからミスマッチが起こります。

一見このビジネスモデルは、
B(企業)にとってもC(転職者)にとっても
とっても効率的にみえますが、
根本的に時間猶予がないので、
当然起こるべき「嘆き」を容認するしかありません。

「こうなったんだからしょうがない」
となるまえに、

林のごとく静かに、小鳥とじゃれてみて、
外界とコミュニケーションするのが得策かと。
採るほうも、採られるほうも。

結婚情報サイトに登録したらそれでいい。
なんてことはないのと一緒です。
その前にしかるべき合コンの誘いには受けるとか、
恋愛必勝本を読むとか何かをしないとね。

そういう仕込みにあたるのが、
企業側は、
「どんな風に人材が育つ環境を与えられるか。」
候補者側は、
「どんなキャリアパスを望んでいるのか。」
を普段から考えることだと思います。

企業側も候補者も、
勝手なもんで、無意味に理想が高いんすよね。
具体的じゃなく現実的じゃない。
しかも他人まかせ。
すぐいっちゃもんをつける。
オナゴのようなもんです。
(すんません。お互いさまですよね。)

で、どっちかが惚れると、
惚れられたほうは、強気になる。
こんな関係でいくと、
半年ぐらいで辞めれば企業側が餌食、
それ以上続けば、労働者が餌食。
そんな図式もなりたっちゃう。

永久ってことはありえないのだから、
どこが卒業なのかあらかじめ設定すると
お互い気持ちよくコミットしあえるのではないかと
思います。

ある目的を共有し、それが完了するまで一緒につきすすむ。
みたいに。

もう卒業イメージを具体的に思っている方は、
普段からいろいろ卒業後のイメージを願っていると、
素敵な出会いはどこにでもころがってるもんです。
卒業までの仕事も楽しく遂行しながら、
もっと具体的なプランニングができちゃうもんです。

じゃあ、こんどはこの人たちと
一緒に高い理想を実現すれば、
そっちのほうが楽しいじゃん。みたいにね。

あららジョンレノンみたいになってきたので、
ここら辺で今日の話を終わりにします。

おれは拾っちゃうかな。「千円札は拾うな」 って言われてもね。

千円札を拾うな。といわれてもね。
千円札という中途半端な価値を、
当たり前のように追いかけてるのよ、
あなたは、って感じのメッセージなんだろね。

こういう本はみんな、
「今をの自分を変えろ」に行き着くのだけど、
この格言提唱者は、「捨てる」ということをキーワードにしている。

自分を変えるための特別な行動をするよりも、
今までやってきたことや考え方を捨てるほうが、
意外としっくりきたりする。

10億円の売り上げで、
現状の利益が1億で利益をさらに上げようとしたときに、
経費節減とか考えちゃいますわな。ふつう。

すでに9億つかっているんだから、
経費節減という1000円札を追うような行為を捨てて、
18億をつかって20億円にしたらどうだよ。

ってことだったり

3億円の売り上げを10億円にしたいという目標をたてるときに、
今をベースに7億円の売上をプラスさせようとしますわな。ふつう。

3億円の商売を残すなんていう「1000円みたいな収入源」を捨てて
新しいビジネスで10億円を目指しゃいいじゃんけ。

というわけですね。

今は安定の時代から変化の時代にちょうどなっていて、
(世の中はこれの交互の繰り返しなんだとさ)
そういう時は、「捨てる」という選択で変化に対応する行き方が
エレガントなんですって。


ofragrance at 16:31|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)経済学 

IRだって営業。そりゃ人生だってIR。

IRという仕事。
市場に対して、自分たちの会社の情報を伝える仕事。

投資家と企業の関係構築のことをIRというけれど、
これは人間と人間の関係構築にもあてはまる。
なぜなら、人は必ず誰かに時間や情熱を投資しているから。

「俺は才能あるから、自然にみんなが認めるんじゃん」
なんてことを言っていたらほんとに埋もれてしまう。

だから上場企業は、当たり前のように、
「のど自慢」専門の業務があるってわけです。

でもね。
「レモン」といって、その情報に騙されて実は粗悪品な企業もあるわけでして。
俺達はレモンじゃないよっていうのも仕事なんすね。
積極的にレモンな会社もありますがね。

自分が人に認められるには、
自分からシグナルを送らなければ、
みんなから放って置かれてしまう。

「君は確かに優秀だけど、ビジビリティ(認知度)がないよ」
なんていうのは非常にもったいない話だ。
ヘッドハンターだって、未来の奥さんだって、見つけてくれやしない。

企業も同じで、(というか人も同じでという論法が正しいのかなあ)
IRは営業なんですね。

さて、この本を書いた後藤さん。
就職活動のとき、就職情報誌はいっさい使わなかったという。
こんなのに掲載されている企業はロクなもんじゃないというわけである。
まあ。そりゃそうだ。
おべんちゃらのシグナルを出さないと学生に見つけられないから、
結果として学生はレモン(粗悪品)をつかまされてしまう。

で。彼は自分で電話帳で外資系のコンサル会社を探した。

アンダーセン。当時は日本支社には社員が2人。
他の会社にも行ったら、そこの社長がアンダーセン出身だった。

「アンダーセンに入れば社長になれる!」

これが、良質なシグナルってやつだ。

シグナルを送らなくて自己満足のビニールハウスにいてもダメ。
シグナルがおせっかいなほどおべんちゃらでもダメ。

自分自身のIRってむつかしっすなあ。

相手とのIRだって同じこと。
その人に時間や情熱をかけるわけですから、
レモン(ババくじ)をひかないようなインベスターにならないと。

初対面で100%好感を持たせる方法って?

初対面で100%好感を持たせる方法ですかあ。
あやかりたいですなあ。
なんか所沢のハーレムのおっさんがお呪いやってたもんなあ。
しっかし、100%ってなあ。
100%オレンジ果汁(加糖)の「加糖」の段階でピュアじゃないんじゃないの。

ブツブツはこのあたりにしてと。

おもろかったのは、
「30分会社に遅刻するぐらいだったら、その日は休む」
なかなかやりますね。
でも、空アポを午前にいれればそんなの楽勝なんちゃう?

なるほどと思ったのは、
「別れのタイミングは盛り上がったとき」。

あいつはおもろかったという印象を植え付け、
さらに、枯渇感を味あわせるのだそうだ。

というか、こんな事書いていると、
「ふじふじは、だから、呑み会を途中で抜けだすんか。」
なんてつっこまれそうだ。

ほんとにダブルヘッダーが多いんですって。

いや、ほんとに。


違いをもたらす違いって?

ジェームススキナーという人。
あの7つの習慣のコビーさんにも褒められている。
リッツカールトンの高野さんにも。
竹村けんいちうじにも。

なんのことはない。本のはじめに大勢のコメントが載せてあるんだ。
映画の手法と同じだよね。

だから、読む前からワクワクしちゃう。
エンターテイナーなんですよ。

でもね。日々の努力うんぬんみたいな類のものは、
エンターテインされないと続かないんだから、
すごく全うなことをスキナーさんはやっているんです。

言い方だって断定的だし。


「これであなたは一歩成功に進んだ」
と言っちゃうわけです。

しかも、
「ここまで読んでくれてありがとう!」
てのもよく出てくる。

そりゃ、
「え。まあ。どういたしまして。」
ですよ。

こういう表現力だけで人の心を持ち上げるんだから、すごいですぜ。

でね。

まだ成功したと思っていない場合、
今までやってきたことをずっと続けてきたから。
そして、その今がある。そしてずっとその不幸グセがつづく。
だから今から変えればいい。

じゃあ、どうすれば今までどおりで、
どうすれば変化するのか。

その違いをつきつめればいい。

これが「違いをもたらす違い」。

ですよね? スキナーさん!

「不特定無限大」と自分の周りの「有限」。そして依存度。

2−8の論理。これが崩れ始めている。
というか、初めからありゃしない論理だったりするのが、
いまリアルになりつつある。江戸の街に戻ったという方がいいのかも。

江戸みたいなちっぽけな街だと、噂も広まるのも早い。
だから江戸でいい商売をすると、全国津々浦々から
それを目当てに客がやってくる。日本中が江戸の街に依存してたから。

2−8の論理とは、上位2割の得意客が全体の8割の売り上を占めるというものだ。
さらに、上位2割を大切にすると他のいいお客さんも外からひっぱってくれるという
正に他力本願なクチコミを期待しているお粗末な論理。

これは安定な市場では通用してきた。
「有限と有限」の対等な関係。
バーでいうと常連客みたいなもの。

おいらは、いろいろなバーのマスターと友達だけど、
常連のように見えて常連じゃない。
人によって店を使い分けてるからね。

だけど、各々の店の特性をよく知っているから、
友人がパーティに使うなんてときにアドバイスすると、
いきなり紹介した店にはおいら経由でドバっと売上を持ってきたりする。
マスターもおいらも全然依存していない。

そんなところの市場をロングテールなんていったりする。
アマゾンの売り上げの3分の1は、
売り上げランキング10万位以下の本のセールスだそうだ。
その売上依存の少ない無数の棒グラフの束を「ロングテール」といっている。

逆に大ヒット商品とマス広告で作り上げられたわずかな棒グラフの束は、
「恐竜の首」だ。もちろんそこで成立するビジネスはいつでもどこでもある。
ところが、変動が激しい環境や、
コミュニケーションが無数のトランザクションで行き来する環境では、
そればかり当てにすると大変な目にあってしまう。
変化に対応できないノロい存在。「恐竜」とはよく言ったものだ。


例えば、旅。
昔はガイドマップに依存していた。
でも、現地に行ったときに、
そこの詳しい友人に電話すると、
いいところを教えてくれる。
友人とそのいいところは別に結託しているわけではない。


例えば、出版社。
大手の出版社と広告代理店契約するには、
「月2000万円の売上をコミット」みたいに
なかなか口座を作るのが難しい。
それは安定している時代に安定した収益をお互い確保する
「有限と有限」のWIN−WINの関係だった。
ところが、今では広告費を持っている企業が群雄割拠しているし、
発行部数も伸び悩み、おまけにインターネット広告がやってきたので、
代理店をえり好みしている場合じゃなくなっている。


例えば、電通(あ。失礼。他にも大手代理店はあります!)。
その逆の例もある。
最近の個人情報保護法の絡みで、
個人情報を扱うキャンペーンは
PマークやISMS、BS7799みたいな
セキュリティ規格をとっている会社しか
仕事を請けられない。
「いままでの仲じゃん」なんてことが通用しない。
「依存」の判断基準が変わってしまったのだ。


「有限と有限」の関係はもはや当てにできない。
「自分の周りの有限」と相対する「不特定無限大」という風にみないとね。

「不特定無限大」に対峙するには、
自分が求心力を持たなければならない。

そして「あっち側」に「特定の有限」を作らないことだ。
むしろ「特定の有限」を「こっち側」に作るしかない。

「こっち側」の「有限」を大切にし、
「あっち側」の「不特定無限大」は平等に扱う。
その「あっち側」が「こっち側」に依存すれば、
ロングテールの中で生き残れる。

じゃあどうするか、
「こっち側」の「有限」のネットワークの構築しかない。

例えば、IT業界。
この日本のちっぽけな「有限」な市場をつばぜり合いするのではなくて、
みんなで大同団結して「不特定無限大」の世界の市場に目をむければいい。
大同団結しちゃったら「あっち側」だって依存してくるだろう。

さておいらの場合。
縁あって自分に「依存」してくれる仲間がいる。
その仲間にいい仕事を持ってくるのがおいらの仕事。

この「有限」ネットワークは、
「あっち側」の「不特定無限大」の企業群よりも、ずっと大切だ。
なぜなら「あっち側の人」と「おいら」は依存関係でもなんでもないからだ。

昔のならわしなのか、金を払ってもいないのに、人間のクセで、
「あっち側」の人から「お前はどうせ依存してるんだろ!」
が前提でアプローチされる場合がある。

でも、そんなコトで、「あっち側」におべっかを使うと、
「こっち側」の仲間はおいらに愛想をつかすだろう。


「こっち側」の読者のみなさん、

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」っすからね。

赤信号だって、未来は常識じゃなくなるんすから。

ofragrance at 16:25|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)経済学  | 読書